離人症回復中!
1月中旬からずっと自分じゃない気がしていたんだけれど、
今やっとコツみたいなものをつかみかけている!
なんとかこっち側に戻ってくることができたようだ!
花も空も大好きな人たちもちゃんと自分の近くに感じられるのがとってもうれしい。
ちゃんと楽しい気持ちもうれしい気持ちもイライラも悲しい気持ちも自分の中にあって、
ああ、自分はちゃんと自分だったんだと感じられる。
何よりも思考がまともだ。
離人症に関して触れることもその感覚を思い出してしまって怖いくらいだけれど、
最終的にこの部分も受け入れられるようにならないと完治したとはいえないかもしれない。
なので、以下は私の個人的な離人症の症状とそこからの回復について書き留めておきたいと思う。
読むことで気持ちが引っ張られてしまいそうな人はやめたほうがいいかもしれない。
離人症で一番気持ち悪いのが、自分が自分の副操縦士みたいな感覚になっていること。
パイロットがどこかに行ってしまって、無理やり自分を操縦しなきゃいけないモードになっている感じ。
自分が誰なのかは分かるし、今までどんなことをしてきた人物なのかも分かるけれど、
自分の性格についてのイメージがすっぽり抜け落ちてしまったかのような感覚に襲われる。
いや、思い出の中から自分のおおよその性格をつかむことはできるんだけれど、それを再現することができないのだ。巨大な人形を小さな部屋にいる自分が操っている感覚。
とくに右の脳みそに本当の自分が閉じ込められているような気が個人的にはしていた。
あとは感情が混乱して分からなくなる。
何も感じなくなる。分かるのは孤独感だけ。
まるで宇宙人になったかのように他人の話している言葉にリアリティが感じられない。
だけど、まともに生活するには会話での感情フィードバック、いわゆるリアクションが必要不可欠なわけで。
それを過去の体験に照らし合わせて、今自分が何を感じるべきか、どう振舞うべきかを
人の話を聞きながら瞬時に考えて、表情に落とし込む。
だけどそれは所詮作り物の表情であって、
自分が他の人にちゃんとまともに映っているかどうか、気が気じゃない。
起きてから寝るまで、普通に振舞うにはどうすればいいのか考えてしまう。
そして、感情を作って表出するたびにひどい頭痛と目眩と吐き気に襲われて、
日常生活が毎日不安だった。
感じられるものならちゃんと感情を感じたい。
でもそれが叶わないから、仕方なく付け焼刃の茶番で取り繕うんだけど、
あらゆる人をだましている気がして、みんなに嘘をついているような気がして、
それからみんなが自分を見抜きながらこの茶番に付き合ってくれているような気がして、
やりきれないくらい情けないやら申し訳ないやら、惨めな気分になる。
それに友人、家族、恋人でさえ、突然知り合って間もないくらいの知人にしか感じられない。
自分の家族であることや恋人であること、名前や趣味などは分かっているんだけれど、
性格としての人物像がまるっきりイメージできなくなる。
例えば、こんなことを言ったらこの人はこういうリアクションをする、とか、喜ぶ、とか。
そういう愛情とか親しさの根底を流れているような経験が全て剥奪されている状態になる。
だから、そんな愛すべき人たちにも仕方なく、頭の右上の住民が考え抜いた感情や表情を見せるより他なかった。どんなに愛されても愛情を欺いている気がして、全ての人を裏切って生きているようにしか感じられなかった。
この症状が強く出ると、誰にも会いたくない日が続くようになる。
誰に相談しても気のせいとか、考えすぎとか、その程度で、自分も言葉で伝えることが難しいし
とっても感覚的なことだから、きっと誰もわかってくれないんだろうなぁと自暴自棄になっていた。
得意である書くことですら、思考が支離滅裂ではままならなくて、
どこにも自分の感情がない、見つからないことの不安と恐怖で押しつぶされそう、
狂ってしまいそうになっていた。
解離が起きていると言われて、初めて自分に何が起きているのかが分かって、
離人症なる症状についても勉強する機会があった。それまで自分には別にトラウマなんてないし、
そんなドラマに出てくるような病気には無関係だろうと思っていたんだけれど、
どうやらそうなのであった。
しかもかれこれ10年弱の間そんな状態になったり治ったりを繰り返していたようなのだった。
以前このブログで取り上げたジャメヴも離人症の一種の症状だったらしい。
自分の状態を自覚したことで症状をかなり軽減することができたような気がする。
自分の症状はそこまで重症なケースではなかったためだと思うけれど。
自分は自分じゃない感じがするけれど、ここにいるのは自分でしかない(すごいややこしいけど)
と思うこと。それから、もともとの自分のパーソナリティに戻ることは出来ないかもしれないけれど、今ある自分からもとのパーソナリティに近づくように育てていけばいいじゃないか、
と思う気持ちを強く持ったこと。
そして、自分はここにいる自分一人なんだ、と思うこと。
この「単なる気の持ちよう」でほぼ完治したと思われる。
もちろん、以前1年近く回復していても突然症状が出たりすることもあったから、
今度もいつぶり返してしまうかとか不安は絶えないけれど、
自分をもとの器に戻すコツがみつかったのはとても安心材料になることだと思う。
わざわざこのブログに書くほどのことでもないかもしれなけれど、
自分と似たような症状がある人にとって、この症状は治るし、
自分みたいな生き方もあるんだと思ってもらえたら少しでも救いになるんじゃないかなと思って
記録的に残しておきます。
まだちょっと文章が以前のレベルで書ける状態ではないみたいなのですが、今でないとリアルに離人している感覚を書き表せないような気がしたので。
これから先も何があるかわからないけど、
少なくともこんなすがすがしく自分自身でいられる日々が未来にあるのなら
ダイナミックに世界と触れられるのであれば、
人生捨てたもんじゃないと思いました。
まだまだあたしはこれからでも楽しめるぞ!
今やっとコツみたいなものをつかみかけている!
なんとかこっち側に戻ってくることができたようだ!
花も空も大好きな人たちもちゃんと自分の近くに感じられるのがとってもうれしい。
ちゃんと楽しい気持ちもうれしい気持ちもイライラも悲しい気持ちも自分の中にあって、
ああ、自分はちゃんと自分だったんだと感じられる。
何よりも思考がまともだ。
離人症に関して触れることもその感覚を思い出してしまって怖いくらいだけれど、
最終的にこの部分も受け入れられるようにならないと完治したとはいえないかもしれない。
なので、以下は私の個人的な離人症の症状とそこからの回復について書き留めておきたいと思う。
読むことで気持ちが引っ張られてしまいそうな人はやめたほうがいいかもしれない。
離人症で一番気持ち悪いのが、自分が自分の副操縦士みたいな感覚になっていること。
パイロットがどこかに行ってしまって、無理やり自分を操縦しなきゃいけないモードになっている感じ。
自分が誰なのかは分かるし、今までどんなことをしてきた人物なのかも分かるけれど、
自分の性格についてのイメージがすっぽり抜け落ちてしまったかのような感覚に襲われる。
いや、思い出の中から自分のおおよその性格をつかむことはできるんだけれど、それを再現することができないのだ。巨大な人形を小さな部屋にいる自分が操っている感覚。
とくに右の脳みそに本当の自分が閉じ込められているような気が個人的にはしていた。
あとは感情が混乱して分からなくなる。
何も感じなくなる。分かるのは孤独感だけ。
まるで宇宙人になったかのように他人の話している言葉にリアリティが感じられない。
だけど、まともに生活するには会話での感情フィードバック、いわゆるリアクションが必要不可欠なわけで。
それを過去の体験に照らし合わせて、今自分が何を感じるべきか、どう振舞うべきかを
人の話を聞きながら瞬時に考えて、表情に落とし込む。
だけどそれは所詮作り物の表情であって、
自分が他の人にちゃんとまともに映っているかどうか、気が気じゃない。
起きてから寝るまで、普通に振舞うにはどうすればいいのか考えてしまう。
そして、感情を作って表出するたびにひどい頭痛と目眩と吐き気に襲われて、
日常生活が毎日不安だった。
感じられるものならちゃんと感情を感じたい。
でもそれが叶わないから、仕方なく付け焼刃の茶番で取り繕うんだけど、
あらゆる人をだましている気がして、みんなに嘘をついているような気がして、
それからみんなが自分を見抜きながらこの茶番に付き合ってくれているような気がして、
やりきれないくらい情けないやら申し訳ないやら、惨めな気分になる。
それに友人、家族、恋人でさえ、突然知り合って間もないくらいの知人にしか感じられない。
自分の家族であることや恋人であること、名前や趣味などは分かっているんだけれど、
性格としての人物像がまるっきりイメージできなくなる。
例えば、こんなことを言ったらこの人はこういうリアクションをする、とか、喜ぶ、とか。
そういう愛情とか親しさの根底を流れているような経験が全て剥奪されている状態になる。
だから、そんな愛すべき人たちにも仕方なく、頭の右上の住民が考え抜いた感情や表情を見せるより他なかった。どんなに愛されても愛情を欺いている気がして、全ての人を裏切って生きているようにしか感じられなかった。
この症状が強く出ると、誰にも会いたくない日が続くようになる。
誰に相談しても気のせいとか、考えすぎとか、その程度で、自分も言葉で伝えることが難しいし
とっても感覚的なことだから、きっと誰もわかってくれないんだろうなぁと自暴自棄になっていた。
得意である書くことですら、思考が支離滅裂ではままならなくて、
どこにも自分の感情がない、見つからないことの不安と恐怖で押しつぶされそう、
狂ってしまいそうになっていた。
解離が起きていると言われて、初めて自分に何が起きているのかが分かって、
離人症なる症状についても勉強する機会があった。それまで自分には別にトラウマなんてないし、
そんなドラマに出てくるような病気には無関係だろうと思っていたんだけれど、
どうやらそうなのであった。
しかもかれこれ10年弱の間そんな状態になったり治ったりを繰り返していたようなのだった。
以前このブログで取り上げたジャメヴも離人症の一種の症状だったらしい。
自分の状態を自覚したことで症状をかなり軽減することができたような気がする。
自分の症状はそこまで重症なケースではなかったためだと思うけれど。
自分は自分じゃない感じがするけれど、ここにいるのは自分でしかない(すごいややこしいけど)
と思うこと。それから、もともとの自分のパーソナリティに戻ることは出来ないかもしれないけれど、今ある自分からもとのパーソナリティに近づくように育てていけばいいじゃないか、
と思う気持ちを強く持ったこと。
そして、自分はここにいる自分一人なんだ、と思うこと。
この「単なる気の持ちよう」でほぼ完治したと思われる。
もちろん、以前1年近く回復していても突然症状が出たりすることもあったから、
今度もいつぶり返してしまうかとか不安は絶えないけれど、
自分をもとの器に戻すコツがみつかったのはとても安心材料になることだと思う。
わざわざこのブログに書くほどのことでもないかもしれなけれど、
自分と似たような症状がある人にとって、この症状は治るし、
自分みたいな生き方もあるんだと思ってもらえたら少しでも救いになるんじゃないかなと思って
記録的に残しておきます。
まだちょっと文章が以前のレベルで書ける状態ではないみたいなのですが、今でないとリアルに離人している感覚を書き表せないような気がしたので。
これから先も何があるかわからないけど、
少なくともこんなすがすがしく自分自身でいられる日々が未来にあるのなら
ダイナミックに世界と触れられるのであれば、
人生捨てたもんじゃないと思いました。
まだまだあたしはこれからでも楽しめるぞ!
by eringish | 2010-03-23 00:05 | ワシ的発言