ピリピリした食卓

彼女の機嫌が悪いときは
機転を利かせたつもりのB型人間
私と彼がバカ話をしたりして
少しでも和やかなバランスを保つように
努めていた

それまで辛うじて0度を保っていた水が
氷点を一気に下回り薄い氷の膜を造った

彼女は声を荒げた
食卓は今までと違う種類の空気につつまれ
どこかで氷の割れるような音がした
花が 足が スリッパが
彼女はそのすべてが気に入らない
泣きそうになりながら彼女は私を罰する
今までの失敗を
今までの彼女を不快にさせた様々な出来事を

彼の怒号が哀しく重く突き刺さった
「なんなんだよ!どうしちゃったんだよ!」
彼女の具合が悪いからと腕によりをかけて作った料理
彼女はおいしいとひとことも言わない。
それどころか彼が散らかした台所のありさまを見て
さらに苛立つ。

両者の激しい怒号を聞きながら頭は冷静を保とうとしている
今泣くべきなのは私じゃない泣きたいのは彼女なのだ
自分が混乱しているのは私かもしれないけれど
それはおそらく彼女もなのだ

彼女は私を指してあんたみたいに弱い人間じゃないから
と言い捨てて隣の部屋で寝ている。

強い人間は相手に不愉快さを与えてもいいのか
強い人間は人に感謝しなくていいのか
それなら弱いままで強くなってやろうじゃんか

明日家を出ようと決めた
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by eringish | 2005-02-05 23:06 | ワシ的発言  

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