手はひざの上

何年ぶりに聞いたことだろう。
「手はひざの上。」
中年を過ぎた教官どもが公安委員会の権威を傘に
大威張りの大真面目に何を言うかと思えば
小学校の低学年で耳にしたあの懐かしいセリフである。

場所は仮免学科試験の試験会場。試験会場といっても
教習所が公安の仕事を委託して行ってるだけだから
教習所内の教室を使って教官が公安委員になったつもりで
進められていくだけなんだけど人の扱いが最低だった。

受験者はすべて番号で管理され指示からちょっとでも
逸脱したことをすると「どうした、○○番具合でも悪いのか。
何なら帰っていいぞ。指示に従わないものは今すぐ出て行け」
などと市立中学の体育教師でも最近口にしないであろうセリフを
実に高圧的な態度で浴びせるのだ。まるで軍隊のようだと思った。

そんなところで憤慨ばかりしていてはエネルギーの無駄だと
なんかおもしろいことはないか考えてみた。
ひっかかったのは「手はひざの上」、という使い古された
慣用表現についてだった。手はひざの上って言われて
本当にひざの上に手を置く人が何人いるだろうか。

試しにやってみた。
自分は割と腕は長いほうであると自負しているのだが
実際姿勢をよくしてしかも手をひざの上に置こうと
するとなかなか届かない。
やはりたいていはももの上に手を置くものだ。
だとするとこれからは「ひざの上に手を置いて」よりも
「ももの上に手を置いて」といったほうがより適切なのでは
と思う私なのでした。
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by eringish | 2005-02-10 00:58 | 勉強とか  

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