趙さんのちょっといいハナシ。

バイト先に趙さんという琥珀色の目をした北京人
26歳既婚男性がいます。これは趙さんの恋愛のハナシ。
前置き多少長くなります。前置きは愚痴みたいなもんです。

本日なぜか金曜夜のシフトが二人という異常事態が発生。
お客さんもそんなに多くなく忙しくはなかったものの
翌日の準備などのルーチンワークはいつもどおり。
夜の仕事に慣れていないあたしははっきり言って
洗い物も遅いしお酒の作り方もよくわからないし
ビールサーバーの洗浄方法もよくわからないといった状況で
料理を運ぶくらいしか能がなくて当日の仕事ばかりに
かまけていたので趙さんの仕事量は2倍弱だったはず。
夜の最難関の仕事にレジ締めというよく分からない仕事内容が
あるのだけれどそこは19歳のオシャレっ娘、小楊がわざわざ
レジ締めのためだけに来てくれて事なきを得る。
新人、こういうとき早く仕事覚えて迷惑かけないようにしないと
と思う。と本日の仕事内容のハナシはぶっちゃけ自己満足にすぎない
ので次、ほんとに趙さんのいい話。

趙さんは老若男女スタッフから「やさしい」「お兄さんみたい」と評判のいい
好青年だ。料理でも重いものは持ってくれるし新人には優しく
料理の覚え方を説明する。すぐ謝る。よく笑う。聞き上手。
そんな彼は26歳という年齢ですでに結婚2年目。つまりいとうさんの
年で結婚しているという計算になる。これはさすがに中国でも早婚らしく、
彼が好青年なこともあって(あまり関係ないかw)なんでそんな早く
結婚したのかちょっと興味があった。

そこで今日はディナー(まかない;中華風五目焼きそば、
イカとピーマン炒め、趙さんがこっそり隠しておいた生ビール、
こっそり作った杏仁豆腐)が二人きりだったので思い切って聞いてみた。
何が彼らを結婚せしめたのかと。彼は留学生だけれど他のスタッフより
日本語がそれほど話せない。それほどとはいえ意思疎通ができて
冗談もいえるくらいなのだからたいしたものなんだけれど。
少し話がそれた。
二人が出会ったのは19歳のころだったらしい。
恋におち、本気で一緒にいたいと思った。
自然と一緒に暮らし始めた。
もうこの人以外ひとを愛せないとお互いに思っていたという。
このとき彼はひとつの夢を持っていた。
『自分の店を持ちたい』。シンプルでいてなおかつリスキーな話だ。
けれど彼はチャレンジした。
あの琥珀色の目はなかなかやさしさだけじゃなくて
強さも秘めているらしい。
彼女との同棲は店が軌道に乗るまではやはり貧乏な生活
を強いられた。店を出して初めての給料日、彼は生活費もギリギリな
ところ、彼女に指輪をプレゼントした。
「お金はなくてもわたしはあなたの優しさだけで生きていける」
これが彼女からのプロポーズの言葉だった。
その後彼らは結婚した。

そして彼は成し遂げた。故郷で洋服屋を成功させ、大企業で働く友達の
収入に大きく差をつけることができたらしい。たとえば友達の月給が
1000元だとして(これはちょっと安すぎる設定だと思うが)彼はそれを
一日で稼ぐことが可能だったらしい。どういう流通システムに
したのかまでは話が及ばなかったがそれくらいの成功を遂げたという。

現在彼は日本でも中華料理屋を経営したいという夢を持っていて
弟(料理人)のビザを取るのに必死だ。中国人ビザはそう簡単に降りないから
毎日店長と交渉している。いずれは奥さんも呼び寄せるのだろう。
どういった手続きが必要だかはわからないが異国の地に住むということは
住まわせるほうもなかなかめんどくさいということは分かった。
異国の地で学びながら働いて月50万を仕送りする趙さん。
彼にはどうか成功してほしいものだと思う。
加油!
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by eringish | 2005-09-17 02:16 | バイトネタ  

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