論文:新学習指導要領改正のポイントと課題

 2008年、文部科学省は学習指導要領の改正を発表した。
学習指導要領とは、学校が自動、生徒に学ばせるべき内容の基準を示したものであり、
2002年以降、いわゆる「ゆとり教育」の趣旨に沿った学習指導要領に合わせて
教育が施されてきた。
 しかしその後、PISA(国際学力到達度調査)において、わが国の学力水準が
著しく低下傾向にあることが判明し、学力重視の教育を求める声が増大することとなる。
これを受け、文部科学省が発表したのが先述の改正学習指導要領だ。
 
 新たな指導要領の柱は「徳育」と「脱ゆとり教育」である。
一つ目の「徳育」は、児童、生徒の道徳心の向上を目的としており、手段としては
道徳の教科科目化を目指していた。道徳は学校教育法上、教科科目とされておらず、
教科書などの基準が定まっていないため、教科科目化によって統一的に道徳科目へ
力を入れるべきであるとする立場を取った。しかし、教育審議会での反発は強く、
「道徳は個人のこころの問題であり、国家が強制することは適切ではない」との
意見が多数あったため、「徳育」については道徳教育の重視にとどまり、教科科目化は
見送られた。

 もう一方の柱は「脱ゆとり教育」である。
これは、教科科目の質的量的充実化を図るため、ゆとり教育の象徴でもある
総合的な学習の時間を削減し、教科科目の学習時間に充当すること、
また、ゆとり教育で削減されていた学習内容を復活させることがその内容である。
PISAで未熟さが指摘された「考える力」や応用力についても、実験やリポート課題
によって成長を促す方針である。

 このようにして、新学習指導要領は学力重視の色合いの濃いものとして完成し、
2009年の新学期から前倒し適用されることが決定している。しかし、現場からは
この教育方針の急展開に戸惑いと不安の声が上がっている。
例えば、従来の指導要領で学んだ児童が、2009年度に中学へ進学する場合、
新指導要領で進学以前に学ぶべきとされた内容を進学後に学ぶべき内容に上乗せして
学習しなければならず、児童、生徒に負担が大きいという問題がある。
 これが原因で授業についていけなくなる子どもが発生することも考えられ、何らかの
措置がとられるべきであるとの意見が関係者からあがっている。

この問題に対して、地方自治体では学力格差を考慮した取り組みが始まっている。
地域や地元大学と連携して、学習ボランティアを募集し、児童生徒の
学習を支援する体制づくりが自治体に広まりつつある。
放課後指導で補習授業を行うこともひとつの策ではあるが、
教育現場への負担を極力最小限にすることも現場の疲弊を防止する点で重要であろう。
今後、地域や民間塾の力を借りるなどの柔軟な発想に基づいた活動が必要であると
私は考える。



*********************************

いまさらなんだけど、述語ってとんでもなく難しいと思うのは私だけだろうか。
「~といわれている」のバリエーションが「~との声が上がっている」「~と叫ばれている」
「~との意見が上がっている」くらいしか思い浮かばない。
しかもそもそも「意見」は「上がる」ものではないような気もする。
…いまさら難しい。

あと、こんな大真面目な小論文でも「…と私は考える」で終わらないと気持ち悪い。
大学受験のときの小論文対策の感覚が抜けない。
ああ、このテーマはPISAが3年前のテーマとかぶるから出ないだろうなぁ。

今日はあと2本以上は仕上げないと。。。
[PR]

by eringish | 2009-07-10 13:10 | 勉強とか  

<< 論文:教育格差について論ぜよ 試験3日前! >>

キャッシング キャッシング ASPアクセス解析