Cocco:パピルス読後感

というわけで、mixiのニュース見て(同ソース:http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200908280015.html)、パピルス読みました。
はい、ここからはCocco教信者の記事になりますので、
気持ち悪いと思われる方は素通り願います。



「Coccoが拒食症、自傷を語る」
ニュースのタイトルがまず煽りすぎで、
このタイトルありきで話が進んでいくんで
「ああ、Coccoはメンヘラをウリにしたな」となる。


パピルスは結局立ち読みしかせず、買わなかった。
750円の価値が感じられるインタビューではなかったから。
なんか、ガッカリした。
それはCoccoが拒食症やらのことを話したから、というのではなくて
インタビュアーが彼女から何も引き出せていないからというところが大きい。


その人の言葉の裏にある背景をどれだけ思い描けるか、
そんな奥行きのある言葉をどれだけ引き出せるかは
インタビュアーの力量が問われるところだと思う。
そういう意味でこの記事はなってないと思うんだ。
ロッキンオンとかラジオとかでのCoccoの息遣いと
明らかに同一人物じゃない書き方をしすぎている。
ひとつの記事の中に「あたし」と「私」のバラつきがあるのも
なぜなのか流れが汲み取りにくいし。


彼女が自らのことを語ろうと思った、そのディティールの部分が
一切聞き出せていなくて、
ひたすらCoccoの自傷と拒食症のことに焦点を当てたような、まるで
「スクープ取ってやるぞ、まだ誰も書いてないこと書いてやるぞ」
と思っているんじゃないかと邪推してしまうような対話。
まだその人の経歴ぐらいしか分かっていないのに、
どんな体位が好きなのか聞き出そうとしてるみたいないやらしさを感じた。


自傷にしろ拒食症にしろ、それだけが彼女のアイデンティティじゃないことは
音楽を聴いたり他のインタビュー記事を読めば明らかだし、
そこだけにスポットライトを当てれば、木を見て森を見ずに
なりそうな気がした。
もっと、人間てのは強くて複雑なはずだ。
「こころの問題」としてだけではなく違う側面から照らせたはずだ。
丸を丸ですね、って言って横から見たら円柱だった、みたいなことに
もっと気を使ってほしかった。
このインタビューはテーマの重さから深いようでいて、実は浅い。


それに、この記事、活字からは肉声が聞こえてこない。
つじつまのあった文章、正しい日本語を使いました、という印象を
ひどく受けて、言葉以上のものが見えてこない。
この記事がもっと体温とか、息遣いとか、表情が分かるような
ものだったら絶対買っていたのに。
せっかく療養中の人を前にしたっていうのに、
なんてもったいないインタビューと記事なんだ、オーマイゴッド。

とはいえ、内容としてはすごい調子が悪そうで心配になりました。
Cocco、食べれるようになれー

追記:
堀江博久とはるな愛とのインタビューは、
口調もCoccoぽく書けてて、とってもよかった。


ファンでない人から見るととても痛い記事ですが、
好きなんだからしょうがないでしょ。
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by eringish | 2009-08-29 00:49  

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