2005年 12月 10日 ( 2 )

 

クリスマスムードを盛り上げます

かてきょでやった高校の英語の教材に
心温まるクリスマスストーリーがあった。
サンタの存在を疑う年頃になったバージニアという8歳の女の子の投稿と
編集者とのやりとりをつづった短編である。
バージニア州で発行されていた新聞サン誌はクリスマスシーズンになると
この手紙のやりとりの記事を紙面が廃刊になるまで27年もの間掲載し続けたという。
大筋を訳すとこんなかんじである。

僕が子供のころにはクリスマスイブにはミルクとクッキーを
暖炉のそばに並べてできるかぎり遅くまで起きてたもんだ。
煙突から降りてくるサンタの姿が見たくてね。
結局は一度も見ることはできなかったんだけど。
サンタクロースってのは子供の夢みたいなもんで
でもやがてその存在について疑問を抱くようになる。

これから話すバージニアという女の子も
そんな年頃になった子供の一人だ。
ずいぶん前の話だけれどバージニアは新聞社にこんな投稿を寄せた。
『編集者様へ。
友達の中には「サンタクロースなんていない」っていうコが
いるんだけど実際にはサンタクロースはいるんですか?
パパはサン新聞に聞いてみてサンタがいるっていうんなら
いるんだろうっていってます。本当のところをお願いします。』

編集者はバージニアの質問に真剣に答えてこの記事は
クリスマスシーズンになると毎年掲載されるようになる。
編集者の返答はこんな具合。

『バージニア、君のお友達は間違っているよ。
みんな現代社会の「懐疑主義」っていう病気にかかってるんだ。
見えないものは信じないっていう病気だ。
物理で理解できないことも信じない。
理解できないことは存在しないこと、ってしちゃうんだよ。
でもね、人の脳みそなんてちっちゃいんだ。
宇宙の広さと比べたらどれくらいちっちゃいかわかるだろう。

サンタは、いるよ。愛情と友情が存在するのとおんなじだ。
人生の調味料みたいなもんだよ。
なくなったらこの世なんて寂しいもんさ。
これでもまだ信じないっていうなら
友情や愛情を信じないのと一緒だ。

クリスマスイブに全世界の煙突をのぞくことができたとしても
サンタクロースを探し当てることはできないだろう。
でもそれが何だっていうんだろう?
一番リアルなことってたいてい見えないものなんだ。
誰もサンタを見たことがないからって
サンタがいないことにはならないんだよ。

愛情や友情や楽しさも目に見えない。
でもこういう目に見えないものほど
リアルで大切なものなんだ。
そして詩や絵画や愛だけを通してしかその美しさを
知ることはできない。
これらの存在を否定してしまったら
世界はなんてつまんないところになるだろう!と僕は思うよ。

最後にバージニア、サンタクロースは永遠に生き続ける。
100年でも、1000年でも永遠に。
子供時代のよき思い出を届けに。』

(参考URL"Yes Virginia, there is a Santa Claus.")
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by eringish | 2005-12-10 18:29 | ワシ的発言  

資本社会の終焉

拡大生産を迫られる資本経済は資本となるモノ自体が有限であることから
資本経済そのものも体制的にいずれは終焉を迎えることを
前提としている。
高度成長を遂げた世界が豊かさを維持するためには
新たなシステム構築が求められるはずである。
けれどそのモデルを見出せないまま社会は病理を拡大させつつある。
実はそれこそが資本社会のバランスを保ったまま自己破壊していく
過程なのではないかと思いつつある。

感情の喪失は生産の喪失である。
愛情もなければ友情もない、憎悪もなければ悲しみもないなら
何も守るものはない。
たいていの生産活動は誰かのために行われるものだ。
自分のためかもしれないし家族や恋人や
将来の誰かのためかもしれない。
それでも何かしら守るものがあって
生かさなきゃいけないものがあるから
そのためにここではお金がいるから命をお金で支えている。

それを破壊するシステムが社会病理なんじゃないだろうか。
病んだ社会で人が人を無差別に殺していく。自殺していく。
それが広がってゆっくりと自分のいる環境を汚染していく。
早く次の方法論を考えないと、この「豊かな」国は滅びてしまう。
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by eringish | 2005-12-10 14:27 | ワシ的発言  

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