カテゴリ:バイトネタ( 16 )

 

最後のバイト

学生時代最後のバイトが終わりました。
最後に厨房の社員さんが胡麻団子を揚げてくれました。
八百屋のおじいちゃんがポケットから手品のようにオレンジを出して
「これからがんばってね、銀行に遊びに行くよ」と
癖なのか短く刈り込んだ白髪頭に片手を当てて言ってくれました。
このおじいちゃんは可愛いし、大粒で甘いイチゴをたくさんくれるし大好きなんです。会えなくなって寂しいな。

それからおとといから化粧品の個人貿易を始めた崔さんは
あたしの使ってる洗顔石鹸を卸値で売ってくれ、
例のトニーさんは今日も一言も話さなかったけど
精一杯がんばった作り笑いで見送ってくれました。

おとといデビットカードが処理できなくて
レジの前で15分待たせたお客さんにクレームをつけられてしまったのですがそのお客さんが「今日は大丈夫だろうなぁ」といいながら来てくれました。


この年齢不詳な小鬼みたいな顔をした白髪のおじさんは
おととい「君の笑顔にやられた」などとわめき、
ホリエモンのCMのごとく斜めに回転しながら
店に入ってきて持参の緑色のルーペを取り出し、
メニューを舐めるように鑑賞した挙句、

「いいか、俺はなぁ食いたいものがあったんだけど迷ってるんだ、
ビーフンはな、俺の母ちゃんが作ったのがおいしくてぜんぜん油っぽくなくて本当においしかったんだよ。

まぁそのかあちゃんももう死んじまったけどな。まぁこれは外れるとまずいからやめておこう。

じゃああたりはずれのないところでギョーザとな、まずチンタオビールだ。チンがビンビン、なんちゃってな。
俺のはもう元気ないけどな」

などと下ネタで軽いジョブを仕掛けてきた。

「隣の店の制服もこうスリットがこの辺まで入ってて
色っぽかったんだけど君のその笑顔がね!いいねぇ」

なぜかこういう客は店の女子全員の勢力であたしに押し付けられる。酔っ払いと変な客専門の店員。

その後彼の本領は発揮される。
「いいか、セロリと牛肉の炒め物を注文するけど、これは油を使うな。
(そうはいっても炒め物なので油を使わないということはできないかと思うので極限まで控えるように伝えます)
脂っこくないようにしておけよ。
俺は体の具合が悪くてあぶらっこいものはだめなんだ。
それから野菜スープをもってこい。小さいサイズでいいぞ。
食後になったらシャーベットとな、ジャスミンティーを持って来い。大体この辺の店はお茶っていうと出がらしのお茶持ってくることが多いんだけどそれは絶対やるなよ、全然味違うんだから。
(あのー、お茶はサービス品になりますのでそういったリクエストにはお応えできかねるかと…)ばかもん!サービスだからだろう!」

しばらくしてから見てみると精力的にスープを飲んでいる。
しかし炒め物には手をつけていない様子。
手招きされる。

「まずこのスープ。これはハオチーだと伝えろ。
炒め物はプーハオ(不好)だ。あぶらっこい。
このスープはおいしいんだけどな、ちょっとペッパーが多すぎだ。俺はペッパーはあんまり好きじゃないんだ。」


え。そんなこと知らないし!!


「35年前に行った店はな、店内は狭くて小汚いんだけど
そこの大将は俺のわがままに付き合ってくれるんだ。
スープに卵落とせとかいうとな、やってくれるの。
こないだすぐそこの(中華街)店に行ったんだけどな、
なーんか店が変な女の店員を俺につけて来るんだよね、
俺にだって選ぶ権利はあるじゃん?
いやでもうその店はいかない。」

その間5分ほど。
微妙な顔をしながら突っ立って「はぁ」とか
「そうですかぁ」とか間抜けな返事しかできない店員。

クレーマーぽい雰囲気を感じ取りつつ
作りたてのお茶とシャーベットで
できるだけクレームが料理につかないように心がける。
しかし最後デビットカードの変則攻撃に観念しクレーム1。

今日も来たこのエキセントリックな小鬼おじさんは
一人で4人前の野菜スープ(ペッパー控えめ)とライス2人前を
平らげ、シャーベットとジャスミンティー(いれたて)を
楽しむと満足な顔になって私に手招きするとデビッドカードを差し出し「今日はできるよな。」と。
今日でバイトは終わりだと伝えると
「学生だったのかーお前はー(よく年増に見られます)
君がここのお店やめちゃうんじゃもう来ないよー
仕事がんばれよ!」
などとうれしいようなうすら気持ち悪いようなことを
言ってくれました。
「最後にインパクトある客がきてよかったじゃん
まあもう来んなって感じだけどな」(社員談)
確かに。
半年間お疲れ様でしたー
毎日面白かった。
[PR]

by eringish | 2006-03-06 01:27 | バイトネタ  

本日のトニーさん他

11時半出勤。普段シフトは11時半からなら17時まで。
最近彼とあたしの間は冷戦状態で
「髪切った?」
「切ってない」
「なんかかっこよくなったじゃん」
「なってない」
「あーストパーかけたんだ」
「かけてない」
という具合に全面否定のトニーさん。
めずらしく話しかけてきたと思ったら。
「Oヌキー俺今日突然学校の用事入ってさー、うん、
3時半には帰らなければいけない。
どうすればいいかな」

シフトは張さんとあたしとトニーさん。
そのうち張さんは主婦なのでいつも3時半には帰ってしまう。
てか11時半に来て15時半に帰るって強気すぎだろ。
ちなみに夜に友達を連れて店に客として戻ってきた。
え。学校の用事とは。
そしてバイト仲間を奴隷のようにこきつかう。
トニー…あんたに宇多田そっくりの彼女はもったいない。
まあ多分君が彼女と思ってるだけで
あちらにそんな気はまったくないように見えるのだが。
世の中不公平だと思った一日。

今日は店の外にも人が並んでてえらく忙しかった気がするのだが
いまいち売り上げに反映されてない。
「まだ売り上げ7万だよー」
トニーがひとこと。
「だって今日そんな忙しくないじゃん」
そうか。お前が忙しくない分あたしに上乗せされてたのか…
ちなみに今日は休日よりも20%くらい客が多かったけど
(ランチタイムで65組くらい)
店員は休日の75%の人数だったので
忙しくないはずがないのですが。
風邪気味のところさらに悪化しました。
この長いようで短かったバイトも残すところあと1日。
最後のまかないが気になります。
今日は他の店のバイト友達が乱入してきて牛肉のオイスター青梗菜炒め
ほぼ食べられた…
[PR]

by eringish | 2006-03-01 01:33 | バイトネタ  

友達が結婚してた話

冗談だと思って聞き流してたらほんとに結婚してた。
あたしと同い年のまだまだあどけなさの残るえなりかずき似の男の子。
ちょっと姿見ないと思ってたら一週間ほど前に中国に帰って
4年付き合った彼女と入籍してきたらしい。
昨日帰国後初めて会った折に「僕ねぇ、結婚したんですよ」
と報告してくれたんだけどだまされやすい性格のあたしは
こないだほかの友達に「彼氏と別れた」って言われて本気で信じて
涙まで流してしまってあとで大笑いされた
いきさつがあったのでやすやすと信じまいと思っていたんだけれど
どうやら今回の彼の場合はほんとにほんとで結婚してしまったようだ。
「それじゃあ彼女が日本に来たら一緒に住むの?」
なんてとんちんかんな質問をしたら満面の笑みで
「もちろん!」と幸せそうな答えが返ってきた。
クラッときた。お幸せに…

というわけで生まれて初めて結婚式におよばれしそうです~
初めてのおよばれが友達の晴れ舞台なんてあたしもはっぴーなこった。
おめでたい(≧∀≦)!
[PR]

by eringish | 2006-01-15 23:44 | バイトネタ  

苦情

クリスマスイブの記事に華を飾った女心のわからぬTONNYさん、
年末に客の心もつかみそこなったみたいです。

夕方客の引いた時間に副チーフが憤然として事務所から戻ってきて
「苦情の投書だよー」と読み上げた。
あきらかにバイトのTONNYさんを揶揄する書き方で
接客態度の悪さをなじる内容。
「4年ぶりに○○に行ったらあまりにひどい目にあったので投書します。
ホスト気取りでナルシスト、やることなすことすべて鼻につきました。
こちらがいくら声をかけても返事もしない、
料理を運ぶときにはすべて放るようにして置く、
最後に会計で領収書を頼むと面倒くさそうな顔をして応じる、
など最低の思いをしました。」の下りには悪意さえ、
というか悪意しか感じられなかった。

その日出ていた副チーフが証言するに
はっきり言って客サイドにも問題があったようだ。
もちろん日ごろから空気の読めない、というか
客を捕まえて「あの日本人の女オレに気があるよ」とか言っちゃう
TONNYさんにも多分に改善の余地はあるんだろうけれど。
やっぱ店にはドレスコードというか適当な客層がカラーとしてあるわけで。
来てもらった以上お客様全員に満足して帰ってもらうのは重要だけど
ビールだの老酒だの日本酒だの騒いでおいて
「久しぶりに食べた料理はしょっぱいだけで
まったくおいしいと思いませんでした」
とまで投書するようなお客さんにはちょっと来てほしくないなぁ…
居酒屋に行って下さいと言いたくなる。

これでお店はどうなることやら。
明日またバイトだー
トラブル回避なあたくしなのでした。。。
ばちこいTONNYさんとかぶってるげ
あいやーー
[PR]

by eringish | 2006-01-14 01:20 | バイトネタ  

フリーターの戯言

早いもので中華の売り子を始めてから5ヶ月近くになる。
やっと割れたコップで流血沙汰になることもなくなったし
ラーメン丼を両手に持てるようになった。
正月返上でバイトに出ても別に心身ともに苦痛でもない。
ちょっとだけ自分が成長したような気分が味わえる。
仕事ってそういうことか、とかしたり顔になってしまう。
バイトなんだけどね。単なる。
でも店をいい雰囲気にしていける、って自信は生まれつつある。
少なくとも自分は店を作っている側に立ってるんだ。

自分の接客の方法で店の雰囲気は重厚にも和気藹々にもなりうる。
もちろん険悪にもなりうる。それだけは回避しなければならない。
利己的な言い方をすればだんだん店が自分の居場所になりつつある今
雰囲気が悪くなってはもらってはこっちだって困る。
待遇お正月シーズンは普段よりお客様が多いからこそ普段より多くのお客様に
満足していただけるようなサービスを提供しなければ意味がない。
もちろん接客がすべてというわけではないけれど
料理人は常に一応味には力を入れているわけだから
うまい料理出しといてもらってお客様に不快な思いさせたら
彼らへの義理も立たないし。

この時期8割のお客様は一見様だ。
ここからリピーターになってくれるのはほんの一握りにすぎない。
それを失ったら店の命運にかかわる。
バイトのくせに仮住まいのお店にこんなに拘ったら変なのかもしれないけど
今は顔の見える仲間と、一緒に店を作ってるんだって思えるから
少しでもちっぽけな自分の力がみんなの力と一緒になって
いい方向に舵を動かしてくれればいいと力を注いでいる最中。
あと2ヶ月!
こんな飲食にこだわってて4月からお堅い銀行なんかに
あたしは無事就職できるんだろうか??
まわりの予測では4月から店の社員になるとかいううわさ。
いや、ちょっとそれは勘弁(笑
[PR]

by eringish | 2006-01-05 01:08 | バイトネタ  

サンタが やってきた

かてきょ先で一足お先にクリスマスプレゼントをいただきました~☆
3年間続けたかてきょで最後まで成績は毎回英語or数学のどちらかしか
目標達成させてあげられなかったのに就職祝いもかねて、と
たいそうなものをいただいてしまって未熟な講師は恐縮するばかり、、、

きれいにリボンのかけられたプレゼントの中身は
教え子とおそろいのSONYのmp3プレーヤー。
限定モデルでしかも裏には"congturalation!"の文字が刻印されている。
専用イヤホンつきでケースまでいただいてしまって。。。

なんとお礼したらいいのか分からないけど
他人からクリスマスプレゼントもらったのなんて本当に久しぶりだったから
嬉しくて嬉しくて。こないだもバージニアで書いたけど、
おもてなしの心=サンタクロースかもなっ、ってちょっと思った日でした☆

ありがとうMママ&パパ&M!
[PR]

by eringish | 2005-12-17 01:56 | バイトネタ  

杏仁豆腐

中国のスタッフに聞いてみた。
杏仁豆腐を中国に居たときに食べたことが
なかった人たちがほとんどだった。
あれは台湾の食べ物らしい。

内モンゴルではあまり春巻きを食べないらしい。
逆に天津あたりでは春巻きはポピュラー。
やっぱ中国広いから同じ中華でも食卓に並ぶ料理は
千差万別のようです。
[PR]

by eringish | 2005-11-29 01:30 | バイトネタ  

中国的卡拉OK事情

バイト先のシフト面子で突然カラオケに行くことになった。
中国人のカラオケ好きは噂に聞いていて実際どうなのか
この目で確かめたくて一緒に行くことにした。
今日のシフトの人全員の仕事が終わってから、という
ことなので22時半スタートというしょっぱなから彼らの
カラオケにかける情熱のようなものが伝わってきて
終バスもないし・・・と怖気づくように「最初の1時間で帰る」
と宣言した。
台風18号が近づく立川の夜のことである。

用務員のおじさんに「今日はカラオケなんて行ってると帰れなくなるぞぉ」
とおどされながら早番の仕事を終えつぶしにつぶした5時間。
ようやく集合の時間になった。さすが夜シフトはベテラン揃いだった
こともあり終了時刻には着替えまでできているという風体。
いかにあたしが足を引っ張っているかにちょっと反省し、
更衣室で遅番の龍と王と合流。
「今日カラオケ行くっしょ?」
「カラオケ?そんな話聞いてないよ、誰、言ったの?」と龍。
「あたし終電ないからだめだよ、いけない」と王。
中国人内部では話がまとまっていた計画なのかと思ってたから
5時間待って中止はありえないと思いあせりだすあたし。
「下で彼氏、待ってるよ」トドメのひとこと。
やぶれかぶれやぶれかぶれ「じゃあ彼氏も一緒に!」

22時25分くらいに入店してとりあえず2時間頼む。
飲み放題はデフォルトでつけるらしい。
アルコールで一番安いコースをつける。
人数は6人。姜、趙、崔、龍、龍の彼氏、あたし。
自分以外中国人ということもあってなかなか選曲に迷う。
崔くんが気を利かせてあたしが唯一知っている中国の曲を
入れてくれる。そのほかは思い思いに新しいのか古いのか
よくわからないバラード調の曲を入れていく。
なんとなく雰囲気が違うと思ったのは部屋に入るなりまず
曲を選びだすこと。日本だったら誰が先に歌うかで結構時間を
割くと思うんだけどそんなことはまったくなく逆にマイクの
取り合いになる始末。うちのバイト集団が自己主張つよいだけか?

あとやたら注文が多いこと。
マイクハウるから取り替えろだの中国語版の曲目リストをくれだの
グラスはいらないからウイスキーのデカンタと
コーラのデカンタをくれだの。なんつうか男子校のノリなのかな。
姜、趙、崔の男三人集がやたら盛り上がってコークハイをつくって
一気飲みしながら歌うなど。気づくと最初の2時間はとっくに過ぎてて
とっくに終バスどころか終電もあやしくて誰かの目論みによって
朝5時までコースにきちんと変更継続されている。
家に平謝りの電話を入れ、あたしもウタダなんかをうたいつつ
コークハイを飲みながら楽しい夜を過ごしたのでした。

で終わるなら文句ないんだけどコークハイを調子に乗って飲みすぎた
崔と姜がトイレと現実の間を彷徨っていたりしてこれが意外と迷惑。
終了時間になっても伸びてるしトイレにこもっちゃったりするし。
趙さんはなんとか生きながらえていたものの戦力外な様子。
とりあえずやっぱりなぜかこういうとき仕切りたがる性格のあたしは
全員分の会計をその日受け取った給料袋から直で渡して酔っ払い集団を
龍と龍の彼氏と一緒に店外に引っ張り出す始末。
自分と同い年のえなりかずき似の崔くんは「きゅ、きゅうきゅうしゃ~」
とか断末魔の声をあげるわ、下をむきっぱの姜はアルコール以外の飲み物を
薦めても断るわ、なかなかヘビーな飲み会明けみたくなってる。
とりあえず崔は近くの友達の家に泊まれるように龍と龍の彼氏が同乗
してタクシーで送っていき、姜はなぜかあたしが家まで送り届ける。

その日の朝シフトだった全員が寝坊し、厨房担当の社員の怒りの電話で
目が覚める最悪の事態に。きのうの今日で無断欠勤&遅刻をしたあたしは
どうやら次はクビらしい(笑
青春の1ページでした。
a0032796_917484.jpg
a0032796_918233.jpg

[PR]

by eringish | 2005-09-27 00:35 | バイトネタ  

給料日バックレ

やってしまいました・・・
2回目のバイトバックれ・・・
こういうとき中国人だったら
「你不是东西」と文句をたれるらしいです。
いとーさんが教えてくれました。
意味は「この唐変木が!」みたいなもんらしいです。
东西は「もの」。お前なんかものですらない、ってこと。
明日どんな顔してバイト行こう・・・
気まずいです。
みかけよりチキンなあたし・・・
[PR]

by eringish | 2005-09-23 22:46 | バイトネタ  

趙さんのちょっといいハナシ。

バイト先に趙さんという琥珀色の目をした北京人
26歳既婚男性がいます。これは趙さんの恋愛のハナシ。
前置き多少長くなります。前置きは愚痴みたいなもんです。

本日なぜか金曜夜のシフトが二人という異常事態が発生。
お客さんもそんなに多くなく忙しくはなかったものの
翌日の準備などのルーチンワークはいつもどおり。
夜の仕事に慣れていないあたしははっきり言って
洗い物も遅いしお酒の作り方もよくわからないし
ビールサーバーの洗浄方法もよくわからないといった状況で
料理を運ぶくらいしか能がなくて当日の仕事ばかりに
かまけていたので趙さんの仕事量は2倍弱だったはず。
夜の最難関の仕事にレジ締めというよく分からない仕事内容が
あるのだけれどそこは19歳のオシャレっ娘、小楊がわざわざ
レジ締めのためだけに来てくれて事なきを得る。
新人、こういうとき早く仕事覚えて迷惑かけないようにしないと
と思う。と本日の仕事内容のハナシはぶっちゃけ自己満足にすぎない
ので次、ほんとに趙さんのいい話。

趙さんは老若男女スタッフから「やさしい」「お兄さんみたい」と評判のいい
好青年だ。料理でも重いものは持ってくれるし新人には優しく
料理の覚え方を説明する。すぐ謝る。よく笑う。聞き上手。
そんな彼は26歳という年齢ですでに結婚2年目。つまりいとうさんの
年で結婚しているという計算になる。これはさすがに中国でも早婚らしく、
彼が好青年なこともあって(あまり関係ないかw)なんでそんな早く
結婚したのかちょっと興味があった。

そこで今日はディナー(まかない;中華風五目焼きそば、
イカとピーマン炒め、趙さんがこっそり隠しておいた生ビール、
こっそり作った杏仁豆腐)が二人きりだったので思い切って聞いてみた。
何が彼らを結婚せしめたのかと。彼は留学生だけれど他のスタッフより
日本語がそれほど話せない。それほどとはいえ意思疎通ができて
冗談もいえるくらいなのだからたいしたものなんだけれど。
少し話がそれた。
二人が出会ったのは19歳のころだったらしい。
恋におち、本気で一緒にいたいと思った。
自然と一緒に暮らし始めた。
もうこの人以外ひとを愛せないとお互いに思っていたという。
このとき彼はひとつの夢を持っていた。
『自分の店を持ちたい』。シンプルでいてなおかつリスキーな話だ。
けれど彼はチャレンジした。
あの琥珀色の目はなかなかやさしさだけじゃなくて
強さも秘めているらしい。
彼女との同棲は店が軌道に乗るまではやはり貧乏な生活
を強いられた。店を出して初めての給料日、彼は生活費もギリギリな
ところ、彼女に指輪をプレゼントした。
「お金はなくてもわたしはあなたの優しさだけで生きていける」
これが彼女からのプロポーズの言葉だった。
その後彼らは結婚した。

そして彼は成し遂げた。故郷で洋服屋を成功させ、大企業で働く友達の
収入に大きく差をつけることができたらしい。たとえば友達の月給が
1000元だとして(これはちょっと安すぎる設定だと思うが)彼はそれを
一日で稼ぐことが可能だったらしい。どういう流通システムに
したのかまでは話が及ばなかったがそれくらいの成功を遂げたという。

現在彼は日本でも中華料理屋を経営したいという夢を持っていて
弟(料理人)のビザを取るのに必死だ。中国人ビザはそう簡単に降りないから
毎日店長と交渉している。いずれは奥さんも呼び寄せるのだろう。
どういった手続きが必要だかはわからないが異国の地に住むということは
住まわせるほうもなかなかめんどくさいということは分かった。
異国の地で学びながら働いて月50万を仕送りする趙さん。
彼にはどうか成功してほしいものだと思う。
加油!
[PR]

by eringish | 2005-09-17 02:16 | バイトネタ  

キャッシング キャッシング ASPアクセス解析