<   2009年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

最近思うこと

よく「自分を好きになれない人は人から好かれない」みたいなことを耳にするんだけど、
なんとなく掘り下げるとなるほどね、と思う。


曰く、「自分は誰かかもしれなかったし、誰かは自分かもしれない」と考えたとき、
自分を愛せる人は他人を愛せるし、他人を愛せる人は少なくとも相手から
「嫌われている」という負の感情を感じ取りにくいからだ。
「自分を好きになれない人は人から好かれない」の対偶は
「人から好かれる人は自分が好きである」である。
自分かもしれない他人ならどこかで自分を愛してくれる可能性を見出すことは可能だ。
そして、そんな他人が一時的に自分に対して嫌悪を向けていても、
「いずれ理解しあえるはずだ」と将来的に友好的な関係に発展させられるかもしれない。
だから、(好かれているというのが)錯覚だとしても、なるほどそういえないこともない。

もしかしたら自分という無力な存在が、何かの拍子に
その人の一生にわたる何かを残す存在になる可能性もあるし、まったくないかもしれない。
逆にその人から学び取ったものが自分にとっては一生の宝になるかもしれない。
現に、相手はもうとうに忘れてしまっただろうけれど、自分の中で息づいている他人の言葉が
たくさんある。
「うちの両親は結婚してもう何十年もたつのに、毎晩手をつないで眠るんだ」とか、
「私あなたが好きだからいつも声かけるのよ」とか、
もしかしたら誰にでも言っているのかもしれないような
そんなことでも自分の心は動くし、誰かの心も動くのだろう。


どんなに嫌だと思う相手でも、人間である以上何かを感じて考えて行動しているわけで、
その理屈というのは十人十色の個性といえども、全てが理不尽であるはずはない。
例えば死んでしまえばいいのに、と思っている相手でも、電車の中では席を譲ったり、
赤い羽根募金にいくらか投じてみたり、夕飯時のニュースに心を痛めているかもしれない。
見習えないところがない人などいるはずがない。
見えないのは見ようとしないからだ。想像しようとしないからだ。


誰かから理不尽な憎悪を向けられたとして、それはその人に怒りという作用を及ぼす何かがあったからだ。
必ずしも憎まれているのは自分自身ではないかもしれない。
家庭で嫌なことがあったり、健康状態がよくなかったり、仕事がうまくいかなかったり、
いつもなら受け流せることがそうできないほど、その人のこころがささくれ立っているからかもしれない。
そう考えると、憎まれること自体はやはりいい気持ちはしないまでも、
なんだかその人にも、その人の心が早く平らになって思いやりの心が持てるようにと、
優しい気持ちになれる気がする。
もちろん、自分自身に非があったのかは問うて当然だが、自分の心が暗くなるまでそれに付き合うことはないと思う。
恥じるべきを恥じたら、次は同様のことを繰り返さないようにだけ気をつけて顔をあげればいい。
相手に合わす顔がないほどのことであれば、せめていつか顔を合わせたときに後悔しないだけ報いればいい。


見るもの、聞くもの、感じるもの全てに自分自身が関与する余地がある。
思いを馳せてその一部になることもできる。
全てのたたずまいから、学び、真似び、何がそうさせているのか、
背景にある全てに思いを行き渡らせる。
それから自分が善き様であるように悔いのないよう振舞えば、たいていのことはうまく運ぶ。


こうある自分なら、愛せる。
[PR]

by eringish | 2009-11-29 01:35 | ワシ的発言  

やりたいこと進捗

ReiDanceCollection体験レッスン
  (↑1ヶ月無料体験キャンペーンが終わってしまったので1回のみ。涙)
・10月からダンススタジオ正式入会⇒9月5日済み
・同期会(信託) ⇒10月済み
・同窓会(高校) ⇒10月済み
・同窓会(SFC) ⇒小規模のみ、もっと人数増やしてやりたい
・フランス語再学習 ⇒難航中
・英語再学習 ⇒難航中
・SFCに小熊の授業聴講しに行く⇒未済
・SFC通学再現(参加者募集中) ⇒未済
・渡仏(1月~2月予定) ⇒チケット手配済み
・渡韓(12月初旬予定) ⇒行き先変更(ベトナム)、手配済み
・渡印 ⇒見送り
・渡英 ⇒チケット手配済み
・はなこと町田あたりでバイト(10月くらいから?) ⇒単独履行中

【新規追加】
しなきゃいけないこと
・年賀状作成
・横浜市職場訪問
・自賠責保険加入
・税金納付
・マスカラ買い替え
・三浦マラソン走りこみ

したいこと
・手漉きハガキ作成
・小笠原ウーファー生活
[PR]

by eringish | 2009-11-22 00:09 | 遊び  

小笠原サバイバル滞在記 序章

10月30日から11月10日まで小笠原の父島という島に滞在してました。
少し滞在記を書くことにします。

東京から父島へのアクセスは1週間に1便しかないおがさわら丸に
25時間半揺られていく方法しかありません。船の中で一泊しなければならないので、外国に行くような気分…
もとい、どの国からも行くのに一番時間がかかる島です。
私ははっきり言うと、海より山のほうが落ち着くし、
潜りやカヤックをやるといってもそこまで大好きというわけでもないので、
正直海がきれいという理由だけでこんな辺鄙なところに何回も来ないはずなのですが、
ここに集い住む人たちのマインドが超素敵で、山の植生とかも面白くて、
ついでに海もきれいなのでついつい何度も来てしまうわけです。


父島はニューカマーの多い島。
内地出身者が小笠原の海の美しさやスローライフに憧れて移住してくるパターンが多いところです。
その中心は20代から30代で、アクティブでスポーティブ、エコな人がほとんど。
彼らは島に移住し、家庭を持ち、互いに支えあって暮らしています。
アパートの家賃は内地並みだけど土地は結構安いから、若くして土地を持ち、
そこに資材を用意して自分で家を建てる人や、林を開墾して畑にして、
自分で食べる分の野菜を育てたり、家畜を放牧したりする人も。

もちろん、「町」と呼ばれる港周辺に行けばそんな暮らしとは無縁の人
もいるけれど、ここにはコミュニティーをとても大切にするマインドが
流れている気がします。
1週間に1回くらいは何人かで集まってご飯を持ち寄ってホームパーティーしたり、ディナーしたり。
有志で集まってイベントを開催したりすることもよくあります。
でも決して閉鎖的でないコミュニティーなので、少し長めの滞在をすると、
仲良くなれるチャンスがあったり、宿によっては(というか私がよくお世話になる宿は)
お客さんをお客さんとして扱うというよりは、仲間として迎えてくれる
ところがあって、いつの間にかホームパーティー状態になっていたりと
住民気分を味わうことができるところもあります。

たいていの家庭は2人以上の子どもがいるので、島は子どもがとても多く、活気づいています。
大きな子どもは小さい子の面倒をよく見るし、親同士の関係も良好なため、
子どもが育てやすいんだと思います。
あとは、学歴をそれほど重視しない人が多いので、
子どもに必要以上の教育費がかからない、結果経済的に困窮しない、
というサイクルも子育てしやすい要因のひとつだと思います。


陸の孤島なので、仕事はどうしても公共工事関係か観光関係、港湾関係の
アルバイトがほとんどで、雇用環境は決して安定したものではないのが実情です。
現金収入は驚くほど少ないはずで、それやそれを起因とする子どもの
養育費用不足とかで別れを選ぶカップルも少なくありません。
それでも島の特に山側に暮らす人たちはとても器用な人(あるいは器用になった人)が多く、
大工仕事やアーティスティックな作業(ハロウィーンの衣装やらびっくり
するほど可愛いインテリアやら自分らで作ってしまう)もこなしてしまうので
そういう面でも現金面で困る事態になりにくいのか、楽しそうに暮らしています。

無理なく、自分のできることをする。
自分の力の及ばないところは仲間に力を借りて、
礼をつくす。
そういうシンプルな生活を目指す人々に囲まれての10日間を、
少しだけ振り返ろうと思います。
[PR]

by eringish | 2009-11-16 22:33 | 遊び  

いまさらながら一日ブログ記者 シカン展

ええと、9月28日に黄金の都シカン展の一日ブログ記者として行ってきました。
遅ればせながら、ちょこっとレポート。

a0032796_20543026.jpg

シカン文明が栄えたのは、ペルーの北の方。
この文明が最盛期を誇ったのはさほど昔のことではなく、(とはいっても私が生まれるだいぶ前)
だいたい日本では紫式部や清少納言がベストセラーになっていたくらいの年代。
まぁ、だいたい10世紀から11世紀くらいだといわれている。
ちなみにインカ文明はもう少しあとで、15世紀前後から。


今回展示されたのは、ペルーのイリノイ大学で考古学の教授をしている島田教授が掘り当てた
ロロ神殿横の墓から出土した埋蔵品の数々。
海のエジプト展といい、今回のシカン展といい、最近のパビリオンには
テレビのディスプレイが設置されていることが多い気がする。
今回も映像による解説があり、NHKで見たことがある気がするドキュメンタリーが流れていた。
これが最近流行りのNHKアーカイブスだろうか。
お茶の間で流れていた映像を博物館なんかで見てしまうと、なんだかチープな印象を受けてしまうものの、
実際の展示品を目の当たりにしての映像解説は補完効果というか、臨場感があって、意外とよかった。

さて、展示品。
細かい部分は省くとして、私が興味をひきつけられた品だけ解説。

a0032796_2140890.jpg

小人の土偶を作る型だそうだ。
墓だけに生贄だけでなく副葬品もたくさん献上したのだろう。
けど、こういう土偶を量産するための器具があったというのは驚き。
もしこの遺跡が日本で見つかっていたら、この形のまんじゅうかベビーカステラがお土産になるに違いない。
結構かわいい顔をしている。


a0032796_21452985.jpg

これは、「ケロ」。
祭礼用の杯だ。ゴールドで出来ていて、さまざまな装飾が施されている。
祭礼用の品には王族の間で信仰されている神、シカン神のモチーフが多用されている。
この展示ではどこにいってもシカン神の顔ばかり見てしまい、ちょっと食傷気味。
けど、お面の顔とは違ってモチーフとして使われているシカン神柄は案外とかわいい。

a0032796_21555488.jpg

こちらのケロにはシカン神とヒキガエルのモチーフが使われている。
いわば「ゲロゲロケロ」(笑
ヒキガエルは猛毒を持っているから、神様の像とあわせて権力の象徴とかなんだろう。
当時こんなかわいい杯をイカツイ王様とかが偉そうな顔で使っていたのかと思うとなんとなく滑稽だ。


a0032796_2214443.jpg

もしこれがチチカカとかで3000円くらいで売っていたら絶対買ってしまうと思われる魚型の土器。
祭礼用だけでなく、実際に壺として使われていたみたい。

a0032796_2252395.jpg

これなんかも超ラブリー。
復刻版とかを売り出してくれれば買うんだけどなぁ~
何に使えばいいかは分からないけどさ。


この展示会に4時くらいに行ったんだけど、空いてた割に見る時間が結構必要で、
会場内を行ったり来たりしている間にあっという間に閉館時間になってしまった。
海のエジプト展を見に行った直後だったから、スケールの大きさと比較すると
どうしても見劣りしてしまうところもあったけど、
それでも何人もの人間がこれらの展示品とともに生き、死に、
そして何世紀か後にこの神殿の存在を信じて渡米し、生涯をかける人がいるだなんて、
やっぱりそれはすごいことなんだと思う。
いい体験をした。

ちなみにこの展示はもう終わってしまっているので、見たい人は南米まで行ってきてください。
でぞれー
[PR]

by eringish | 2009-11-16 22:18 | 勉強とか  

キャッシング キャッシング ASPアクセス解析