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HIV検査ルポ 【長文】

保健所の無料HIV検査に出かけてきました。
少しでも興味ある人の参考になればよいのでレポート。



検査時間は午後1時半から4時半までの3時間。
3時30分くらいに保健所に到着。
自動ドアを入るとすぐ受付があって、おばちゃん看護婦さんが
笑顔で迎えてくれる。

私     「HIV検査を受診したいのですが」
おばちゃん「こちらのプラスチックの白い番号札を引いてお待ちください。
        待合所が左手にありますので腰掛けていてくださいね。
        奥のほうが暖房が効いてるから暖かいわよ」
バインダーと問診表を渡される。

待合室はこれから受診する人と検査が終わって止血をしてる人が5~6人。
平日の午後に受診する人は思っていたよりも多かった。
年齢層は私と同じか少し若いかなくらい。おそらく全員20代だろう。
ふたりで検査を受けたらしいカップル、
失礼ながら性交渉の機会はあまりなさそうなルックスの男性、
大学生風の青年、同い年くらいの女性が2人。

たぶん、というか想定内というか、普通は検査に来てる他の人はどんな人なのか
周りの受診者も興味津々だと思われます。
よけいなお世話だと思いますが迫害されたくない人はそれなりに
清潔な身なりで出かけたほうがいいと思われます。

5分ほど待って検査前相談室からさっきとは違うおばちゃんが出てきて
「白い札xx番の方どうぞ~」と呼ばれる。
相談室に入ると荷物を入れるカゴが置いてあって、荷物を置いてから
待ち時間で記載した問診表をおばちゃんに渡す。
おばちゃんは問診表にひと通り目を通したあと、
「今日の検査について説明していきますね」と説明を開始。

1.今回の検査は申込者の意志に基づいて行うこと。
2.今回の検査結果では診断書等は発行されないこと。
3.診断結果は翌週以降の毎週水曜日に聞きにくることができること。

以上3点を確認したあと、検査同意書兼検査結果時の合札となる書類に
匿名で名前、年代を記入。匿名でも匿名でなくともいいと言われたけど
なんか公式ぽい用紙にニックネーム書くのも恥ずかしいので本名の苗字のみ記載。
年代でも年齢でもいいと言われたのでここは実年齢を記載。
検査後にこの検査申込書の複写(控)は手渡されて、
結果発表時に筆跡を照合して本人確認する合札になるので次回必ず持ってきてくださいと。

HIV検査では他の性感染症の検査も同時に可能だという。
せっかくなので他の検査も受けてみることにした。
1.梅毒
2.クラミジア
3.淋菌
どれも聞いたことがあるSTIの代表格。
1と2は血液検査、3は尿検査。
3の検査は膀胱滞留時間が4時間以上の初尿検査ということから
正確さがやや劣る(4時間以内にトイレ行ってたりすると検査結果が正しく出ないおそれがある)
ことの説明を受ける。

ひと通り説明を受け、尿検査の容器を渡される。
おばちゃん「あら、ワタシ検体番号の確認したかしら」
私      「いいえ、たぶんまだだと思います」
おばちゃん 「あらやだ、説明が長くって忘れちゃったわ。検査申込書の番号、xxxxが
         尿検査の容器と血液検査の容器の番号と合っていることを確認してください」
おばちゃん、忘れちゃってました。まぁいいか。


自治体にもよるんでしょうけど、この市はトイレもそれなりに年季が入っているので
今病院で一般的なトイレに検体を提出するようなつくりにはなっていなくて、
トイレで検体をとってきたらトイレ外の、センター玄関の受付横の提出BOXに
そそくさと並べなきゃいけない。
検体容器も透明だし、結構恥辱プレイぽ。
ちょっとは考えておくれ。


それからまた5分ほど待っている間に簡単なアンケートを記入。
問診表とは趣旨がちがうアンケートで、主に検査を受けたきっかけは何ですか
(チラシ・ポスター・テレビetc...)というもの。


そして、いよいよメイン、採血。2本分とります。
番号札が呼ばれて検査室の中へ。おばちゃん看護婦さんたちが3人ほど。
いかにも採血しそうな顔をしたおばちゃんが医療用手袋をはめた手で針を準備していた。

採血おばちゃん「はーい、じゃあ採血しますから準備してください」
        私「痛くしないでください」
採血おばちゃん「生きてるんだから痛くないことはないけどね~
           どれどれ、あ、とくに採血しにくい腕ってわけじゃなさそうね~
           はーいじゃあ親指中に入れて握ってください」
無言で指先を言われたとおりにする。
採血おばちゃん「大丈夫ですか~?」
          ブスッ
        私「…痛いです007.gif
採血おばちゃん「神経が通ってるってことよ!」
        私「…ひぃ」
この採血は針が太いのかいつもより3倍くらい痛かった…
かかりつけのおばあちゃん看護婦さんのほうがやっぱりうまいからなのか…
なんにしろ注射はイヤだ。

終わってぐったりしていると荷物を入れたカートに砂時計を入れて待合室に
出される。ここで脱脂綿で5分間の止血をして、絆創膏を貼ったらHIV検査は終了。
4時15分頃に終わったんだけど、30代~40代くらいの女性が2,3人待合にいた。

即日結果の出る月1の検査の日はかなり混むらしい。
1週間後に検査結果の出る今回の検査でさえ結構盛況だったんだから、
混むってわざわざ言うってことはそれこそ病院みたくなるんだろうか。
でも若い人が多かったってことは思ったよりも意識が浸透してきてるって表れなのかも。

結果が出るのは1週間後です。なんともないといいね。

by eringish | 2008-11-20 13:28  

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