【長文レポ】横浜市2次筆記試験
予想は見事裏切られました。えらい難化ではなく軟化してました。
ほとんど作文のようでした。
横浜から赤い電車に乗って、金沢文庫へ。
いつもは通過してしまう駅ですが、初めて途中下車いたしました。
会場時間前だというのにすでにホームは混雑状態。
目に付いたのが、というか鼻についたのが、スーツ姿でいちゃつく受験生。
余裕を見せ付けられてることだけでない苛立ちを感じます。
しばらくして校門付近の受験教室の案内板のベンチでいちゃついているところを
再度発見。いいんだけどさ。
さて、試験時間まで時間があったので、校門入ってすぐの学食で
ジャンバラヤをいただきました。
チリソースのかかった唐揚げ付きでボリューミー&ピリ辛でおいしかった。
試験監督のおじさん方も昼食中で「こんなにたくさん受けて何人採るつもりなんだろうねぇ」
などと雑談をしていらっしゃいました。たくさん採ってくれるとうれしいです。
食べ終わったところでちょうど集合時間になり、教室へ。
Ωのような丸い教室に150人近い受験生が集っていました。
私服率めちゃくちゃ高い。逆毛を立てた女性とかもいて、本当に大学に来たみたいでした。
私は私服だとすごく気分がだらけるからスーツに準じた服装で参りました。
長いすに3人がけで運悪くaisle seatではなく真ん中。
隣の女性はとてもまじめそうな女の子で必死に速攻の時事と予備校のテキストで
最終確認中。もう一方の隣は男性で机に突っ伏したまま動かない。
大丈夫か。
そうこうしているうちにあまり年齢的には変わりなさそうな試験監督員が3人入ってきて
説明を始める。部屋に時計がない。しまった、時計を忘れた。
なんやかんやのお約束の注意事項のあと、しばらく待たされる。
資料を出してはいけないので大変手持ち無沙汰だった。
「1時10分になりましたので解答用紙を配り始めます」
A3に罫線が30本程度引かれた解答用紙が配られ、しばらくしてやっと問題用紙が配られ始めた。
問題は持ち帰ってもいいとのこと。「問題用紙には触らずにお待ちください」と。
問題用紙はA4サイズのペラ紙、両面コピーで、注意事項が書かれた面を表にして配られる。
配られるやいなや、受験生による一斉透視がスタートした。
あまりに露骨に問題用紙を見つめているものだから、もう問題面をめくらせてもいいじゃないかと
思ったほど。それはそれはかなりツッコミ度の高い光景だ。
そんなことしなくても時間は平等に過ぎ行き、
「試験時間になりました、問題用紙を裏返して解答を始めてください」の合図で試験開始。
問題。問題が問題です。
いままでの傾向をまったく無視したテーマ、それも大問6つにそれぞれ小問(1)(2)が課された形式。
*********************************************
【法律】
近年、わが国では、政財界などを中心に、「道州制」に関する議論が活発に行われている。
(1)地方自治法を踏まえて、「道州制」の内容を説明しなさい
(2)「道州制」に関する賛成論・反対論の例を挙げ、あなたの考えを述べなさい。
【政治】
(1)アメリカ等の事例を踏まえながら、「政治的任用制」について、説明しなさい。
(2)日本における「政治的任用制」に関する賛成論・反対論を挙げ、あなたの考えを述べなさい。
【経済】
(1)生産性とは何かを述べたうえで、生産性の成長を促す要因について説明しなさい。
(2)近年、国や自治体が打ち出しているイノベーション促進政策について、生産性の観点から、
あなたの意見を述べなさい。
【経営】
(1)「日本の企業の技術やサービスについてのガラパゴス化」について、具体的な例を述べなさい。
(2)「日本の企業の技術やサービスについてのガラパゴス化」に関する最近の事例を挙げ、
生産性の観点から、あなたの考えを述べなさい。
【社会】
(1)「近代家族」の歴史的な性格と特徴について論じなさい。「家族」一般ではなく、
「近代家族」であることに注意して論じること。
(2)(1)の「近代家族」を踏まえて、以下の「論題」で自由に論じなさい
論題:「日本における近代家族の変容と地域社会」
【教育】
近年、国際化の進展に伴って、在日外国人児童生徒の教育のあり方に対する関心が
高まっている。
(1)在日外国人のうち、オールドカマーとニューカマーについて、それぞれ説明しなさい。
(2)ニューカマーの在日外国人児童生徒の教育に関する重要な問題を説明し、
あなたの考えを述べなさい。
************************************************
大体の大問について勉強しなくても少しずつ断片的な知識はある、という問題ばかり。
しかも今回から一般論文が廃止されたからか「あなたの考え」を求める形式に変わった。
しかしこの中では圧倒的に【教育】のテーマが書きやすい問題に仕上がっているような気がする。
オールドカマーとニューカマーなんて言葉そのものの意味を考えれば
当たらずとも遠からずな答えが出るし、
在日外国人問題はいまや小学校でも勉強するテーマだ。
おそらく多数の受験生は【教育】のテーマを選んだことだろう。
その一人が私だ。
というか実は私は当事者だ。
日本語教室で指導していたことを少し織りまぜることができたりできなかったりして、
出題的にはおいしい問題だった。
でもオールドカマーとニューカマーの定義ははずしたかもしれない。
簡単な問題だったから大して差がつかないんではないかと思う。
合格答案はもしかしたらものすごくレベルが高いものが要求されているのかもしれない。
だとしたらアウトな予感もする。
なんにせよ、次は14日だ。
ここまで来てまったく実感がわかない。
どうかいい方向にいきますように。
ほとんど作文のようでした。
横浜から赤い電車に乗って、金沢文庫へ。
いつもは通過してしまう駅ですが、初めて途中下車いたしました。
会場時間前だというのにすでにホームは混雑状態。
目に付いたのが、というか鼻についたのが、スーツ姿でいちゃつく受験生。
余裕を見せ付けられてることだけでない苛立ちを感じます。
しばらくして校門付近の受験教室の案内板のベンチでいちゃついているところを
再度発見。いいんだけどさ。
さて、試験時間まで時間があったので、校門入ってすぐの学食で
ジャンバラヤをいただきました。
チリソースのかかった唐揚げ付きでボリューミー&ピリ辛でおいしかった。
試験監督のおじさん方も昼食中で「こんなにたくさん受けて何人採るつもりなんだろうねぇ」
などと雑談をしていらっしゃいました。たくさん採ってくれるとうれしいです。
食べ終わったところでちょうど集合時間になり、教室へ。
Ωのような丸い教室に150人近い受験生が集っていました。
私服率めちゃくちゃ高い。逆毛を立てた女性とかもいて、本当に大学に来たみたいでした。
私は私服だとすごく気分がだらけるからスーツに準じた服装で参りました。
長いすに3人がけで運悪くaisle seatではなく真ん中。
隣の女性はとてもまじめそうな女の子で必死に速攻の時事と予備校のテキストで
最終確認中。もう一方の隣は男性で机に突っ伏したまま動かない。
大丈夫か。
そうこうしているうちにあまり年齢的には変わりなさそうな試験監督員が3人入ってきて
説明を始める。部屋に時計がない。しまった、時計を忘れた。
なんやかんやのお約束の注意事項のあと、しばらく待たされる。
資料を出してはいけないので大変手持ち無沙汰だった。
「1時10分になりましたので解答用紙を配り始めます」
A3に罫線が30本程度引かれた解答用紙が配られ、しばらくしてやっと問題用紙が配られ始めた。
問題は持ち帰ってもいいとのこと。「問題用紙には触らずにお待ちください」と。
問題用紙はA4サイズのペラ紙、両面コピーで、注意事項が書かれた面を表にして配られる。
配られるやいなや、受験生による一斉透視がスタートした。
あまりに露骨に問題用紙を見つめているものだから、もう問題面をめくらせてもいいじゃないかと
思ったほど。それはそれはかなりツッコミ度の高い光景だ。
そんなことしなくても時間は平等に過ぎ行き、
「試験時間になりました、問題用紙を裏返して解答を始めてください」の合図で試験開始。
問題。問題が問題です。
いままでの傾向をまったく無視したテーマ、それも大問6つにそれぞれ小問(1)(2)が課された形式。
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【法律】
近年、わが国では、政財界などを中心に、「道州制」に関する議論が活発に行われている。
(1)地方自治法を踏まえて、「道州制」の内容を説明しなさい
(2)「道州制」に関する賛成論・反対論の例を挙げ、あなたの考えを述べなさい。
【政治】
(1)アメリカ等の事例を踏まえながら、「政治的任用制」について、説明しなさい。
(2)日本における「政治的任用制」に関する賛成論・反対論を挙げ、あなたの考えを述べなさい。
【経済】
(1)生産性とは何かを述べたうえで、生産性の成長を促す要因について説明しなさい。
(2)近年、国や自治体が打ち出しているイノベーション促進政策について、生産性の観点から、
あなたの意見を述べなさい。
【経営】
(1)「日本の企業の技術やサービスについてのガラパゴス化」について、具体的な例を述べなさい。
(2)「日本の企業の技術やサービスについてのガラパゴス化」に関する最近の事例を挙げ、
生産性の観点から、あなたの考えを述べなさい。
【社会】
(1)「近代家族」の歴史的な性格と特徴について論じなさい。「家族」一般ではなく、
「近代家族」であることに注意して論じること。
(2)(1)の「近代家族」を踏まえて、以下の「論題」で自由に論じなさい
論題:「日本における近代家族の変容と地域社会」
【教育】
近年、国際化の進展に伴って、在日外国人児童生徒の教育のあり方に対する関心が
高まっている。
(1)在日外国人のうち、オールドカマーとニューカマーについて、それぞれ説明しなさい。
(2)ニューカマーの在日外国人児童生徒の教育に関する重要な問題を説明し、
あなたの考えを述べなさい。
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大体の大問について勉強しなくても少しずつ断片的な知識はある、という問題ばかり。
しかも今回から一般論文が廃止されたからか「あなたの考え」を求める形式に変わった。
しかしこの中では圧倒的に【教育】のテーマが書きやすい問題に仕上がっているような気がする。
オールドカマーとニューカマーなんて言葉そのものの意味を考えれば
当たらずとも遠からずな答えが出るし、
在日外国人問題はいまや小学校でも勉強するテーマだ。
おそらく多数の受験生は【教育】のテーマを選んだことだろう。
その一人が私だ。
というか実は私は当事者だ。
日本語教室で指導していたことを少し織りまぜることができたりできなかったりして、
出題的にはおいしい問題だった。
でもオールドカマーとニューカマーの定義ははずしたかもしれない。
簡単な問題だったから大して差がつかないんではないかと思う。
合格答案はもしかしたらものすごくレベルが高いものが要求されているのかもしれない。
だとしたらアウトな予感もする。
なんにせよ、次は14日だ。
ここまで来てまったく実感がわかない。
どうかいい方向にいきますように。
by eringish | 2009-07-11 20:55 | 市役所試験