上司に報告してから3週間くらい経過していますが、結局のところ
繁忙期は変わらないわけで、同僚の負担ばかりが増えてしまうことが
気がかりで残業になってしまいます。
そんなある日の翌日、色々なものの締切だったのですが、早朝に朱色の鮮血。
少量ですが、ティッシュに薄墨で書いたように朱色の液体が染み込みます。
これまではおりものにピンク色の血が混じったりすることは何度かありましたが
はっきりとした血の色での出血のみのことはなかったため、軽くパニックになりました。
慌てて病院に電話すると、「症状を聞くと診察してもらったほうがよさそうです」
とのこと。「流産の場合には腹痛と出血があるから…」みたいなことを電話で聞いたのですが
もうよく思い出せません。結構淡々と流産の場合のことを説明されたような気がします。
「ああ、これは流産の症状なんだな…」と悔しさで涙があふれてきました。
上司が家を出るだろうと推察できる時間帯に携帯へ連絡し、事情を説明、
上司も軽くパニックにさせてしまったけれど
「今日は、もういるメンバーでなんとかしますので、休んでください」と
言ってくれて、診察時間に間に合うように産婦人科へ。
受付に話を通しておいてくれると電話の看護師さんは言ってくれたけれど、
どうやらそうなってはいなかったみたいで事情を一から説明し、順番を待つ。
この病院はやや連絡体制がうまくいってないみたいで、
母子手帳の申請はまだと言われた日に「母子手帳はありますか?」と聞かれたり、
8週と言われた次の日に電話がかかってきて「産院決まりましたか?カルテには
15週とあるのでもう決めていただかないと…」とびっくりするようなことを言われたり、
不安になる場面がちょいちょいあるのです…
しばらくして「妊婦健診するのでクーポンを出してください」と。
え、もしかしたら流産しているかもしれないのに妊婦健診するの?
順番おかしくない?と思いつつクーポンを提出。
血圧と体重を測ります。
またしばらく待って、先生の問診。
早口で「何か気になることはありますか?」と聞かれるけどいつも圧倒されて
「何もありません」とか言ってしまうんだけど、今日は言わないとまずいだろうという
ことで、今朝からのことを話すと、
「今の時期の流産は受精卵の染色体異常ですからね、出血があっても止めることは
できないんですよ」というようなことを言われ、エコーを待つように言われる。
ドライだなーと思いつつそわそわと待っていると呼ばれてエコー検査。
消毒用に脱脂綿みたいのをぐりぐりされて、急に見せられる。
「血、今は止まってるみたいだよ、流産とかなら止まらないから、心配ないですね
今日は機械が入るからまた出血すると思いますが、気にしないでくださいね」
とのこと。
エコーで見てみると、8週のときからはまた形が変わっていて、人間らしくなっている!
頭と胴体と手が見える。
「心臓も動いてますねー」と、ドップラーで心音を確認させてくれる。
よかった…思わず何回もつぶやいた。
その後血液検査ということで5本分くらい血液を採って、検診終了。
何事もなくてよかった。
でも疲れたのか、その日は体調がずっとすぐれず、
帰宅するや否やベッドから動けなくなってしまったのでした…